ニャ菓子怪談8

こんにちはショショウです。

今日はニャ菓子怪談8です。たぶん8です。

昨日の記事にも書きましたが今回は心霊要素は完全に0です。ただ、その代わりにかなり衝撃的な話になります。

では、早速いきましょう

 

「とある地域猫の風習」

これは私の古くからの友人Tから聞いたお話です。まずはTとはどんな人物なのかと言いますと(本人承諾済み)見た目はなかなかのヤンキーなのですが、誰よりも猫を愛してやまない猫大好き人間です。捨て猫を見かければすぐに保護し、適切な治療や食事を与えるなどを行う。見た目に反して心優しい男なのです。保護した猫は皆家族になるそうだ。

この話を聞いたのは私が学生の頃になります。Tの家に遊びに行くことになり、二人で家に向かっていました。道中で猫に出会う事がものすごく多かった。今でもその光景は脳裏に焼き付いている。

何匹か見ていくうちに私はあることに気が付いた。

全員しっぽが根元からないのだ。しっぽがなくてもすぐには気づかないものである。しかし、どの猫にもしっぽがないというのは一体どういうことなのだろうか?

私はTの家に着いたらTに聞いてみる事にした。

 

Tの家に到着

 

㋛ 「なぁTよー聞きたい事あるんだけどさー」

T 「なんだ?」

㋛ 「来るときに猫いっぱいいただろ?」

T 「あーいたなー」

㋛ 「なんで全員しっぽがないんだ?」

Tの顔が少しひきつった。なんとなくそんな気がした。

T 「まぁいろいろあるんだわ」

そう言ってTはそれ以上この事について話さなかった。結局この時は何もわからなかった。何かあることは間違いないだろう。でも隠すような事なのか?

私はそんな疑問を持った。また違う日にサラッと聞いてみることにした。

 

約一ヵ月後

 

私はもう一度聞いてみた。

㋛ 「なぁT、この前のしっぽのことだけどさー」

T 「まだ覚えてたのかよ…」

㋛ 「気になってしょうがないんだわ」

T 「まぁ別に隠すような事じゃないからな」

どうやら隠していたわけではないらしい。ならばあの時Tの顔がひきつったのは何故だろうか?

T 「今しっぽ狩りをやってるんだわ」

㋛ 「はぁ?なんだそれ?」

T 「いや、マジなんだよ」

㋛ 「人間がやってんのか?虐待じゃねーか!!」

T 「人間がやってるんじゃないぞ」

㋛ 「は?じゃあ誰がやってんだよ?」

T 「猫が猫のしっぽを狩ってんだよ」

正直チンプンカンプンだった。その後Tから聞いた話をまとめます。

どうやらその地域には猫の中だけの風習というものがあるらしく、一年の内のどこかでこれが行われるらしい。ボスを決めるためにやっているのではないかとTは言う。

つまり、しっぽが残っている猫がボスということになる。しかし、不思議と死んでしまった猫は今まで見たことがないらしい。ボスは統率するためなのか、しっぽが無くなった猫達が完治するまで自分のそばから離れさせないという。

なんとも都市伝説っぽい話だが、事実私もしっぽの無い猫をたくさん見たためホントの事なのだろう。

ちなみに初めにTにこの事を聞いた時にTは顔をひきつらせて話を逸したのは何故かという事だが、私が猫好きだと知っていたからなるべく話すのは避けたかったというTなりの配慮だった。

Tはやはり心優しい男だった。

 

今回のニャ菓子怪談はこれで終わりです。

うーん…風習は人間にもあれば動物達にもあるという事なんでしょうかね?まぁあっても不思議ではないですが(;・∀・)

皆さんはどうお考えになりますか?

 

では、一枚猫です。

 

「理想の寝方?」

一度全員で一つの場所に集まって寝る姿を撮りたい。これが私の夢です。おしいなー…シュガーがおはぎとあずきの間に来てくれれば…厳しいか…

それでは次回もよろしくお願いします。

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