ニャ菓子怪談4
こんにちはショショウです。
お待たせしました
ニャ菓子怪談4です。
今回も前回同様にオチがあるのか、それともガチなのかは事前には言いません。
これは全て私が体験したお話です。
「舌打ち」
私の住んでいる近辺は猫がとても多いです。もちろん外にもたくさんいます。そんな猫達を見ながら私は仕事に向かっていました。毎日同じ通りを歩くので、どこにどんな猫がいるか把握していましたが、ある日一匹の見慣れない猫が出てきたんです。
それは、全身真っ黒の猫でした。
人見知りが激しいのかすぐ逃げてしまう猫で、それだけならいいのですが、決まって必ず「チッ」という舌打ちをするような音を口で鳴らしてから逃げるのです。
なんだか悪そうな猫だなーとは思いましたが、その子の癖かなんかなんだろうなと思いました。
それから毎日その黒猫を見かけましたが、相変わらず逃げてしまう。そして必ず舌打ち。
私がその黒猫が住んでいるであろう場所を通り過ぎるだけでもどこかから舌打ち。
舌打ちじゃないにせよ毎日やられると相手が猫でも気分は悪いものです。それに加え少し気味が悪い。
私は通勤ルートを変えることにした。
当然その黒猫を見かけることはなくなった。
ルートを変えてから数週間ほど経ち、私もその黒猫の事は忘れかけていました。
そして、ある日曜日に私はバイクで出かけることにしました。家を出てしばらくは急な坂道が続きますが、いつもと変わらない風景。
すると
何かがいきなり道路を横切った。
その物体が通り過ぎると同時に急ブレーキを私はかけました。しかし、タイヤがロックしてしまい横転。私は10m程坂を転がり落ちていきました。
そんだけ飛ばされた割には首を痛めただけで済んだ。歩行者や他の車を巻き込まなかったのも不幸中の幸いである。
ホッとしているとあの音が聞こえてきたのです。
「チッ」
音がする方を見るとあの黒猫がいました。しかし、私が事故った場所は黒猫が住んでいる場所とは離れている。どう考えてもおかしい。それにこのタイミング。
まるで私が事故を起こして大怪我、最悪命を落とすという場面を見に来たとでも言うのだろうか。舌打ちしたのは私が軽傷だったから?
気が付けば黒猫はいなくなっていました。そして、それ以来黒猫を見ることもなくなりました。住んでいたと思われる場所に行ってみてもどこにもいませんでした。
あの猫は何だったんでしょうか?
そもそも本当に生きていた猫だったんでしょうか?
あれから数年経ちますが、未だにわからないままです。私が事故る前に見た物体もよくわかりませんでした。記憶にあるのは薄黒い物体だったということだけです。
完
以上、ニャ菓子怪談4でした。何とも言えない不気味さが今でも頭に残っています。
後日談ですが、おはぎが産まれてきた時にはドキッとしました(笑)
なんせ全身黒ですから。
(=^・・^=) おはぎは何も関係ないニャ
㋛ わかってるよ
今回はおしまいです。
次回もよろしくお願いします。
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