プレコの稚魚などなど
こんにちは、ショショウです。
アクア&キャットデー4回目!!!
本日は年末に生まれたプレコさんの成長報告をしたいと思います。まず……ちゃんと生きているのか?って所ですよね……孵化してからが本当の勝負なのです。稚魚の育成に失敗したなら繁殖成功とは言えません。
稚魚の育て方はいろいろありますが、私は今回極端な隔離育成はしない事にしました。親が卵を産み、そこで孵化をした環境と同じ状態で育成してみます。
自分で言うのもあれですけど、これ実はあまり良くないやり方だったりします。そりゃ稚魚の何倍も大きい成魚が周りを泳いでいるわけですからね、ぶつかったりしただけで稚魚にとっては致命的なダメージです。
こちらが年末に孵化した稚魚ですね。
知っている方もおられると思いますが、お腹の黄色い袋状の物はヨークサックと呼ばれ、ここには数日分の栄養が蓄えられています。5日間程、稚魚はこの栄養を吸収して生きますが、栄養を全て吸い尽くした場合は当然人工飼料やブラインシュリンプなどを人間の手で与えてあげなければいけません。
しかし、私は少々捻くれた性格をしています。
この先人の方々が確立させた育成方法を辿るのではなく、自己流で稚魚を育ててみたくなってしまうんですこの人は……
原則、稚魚は絶え間なく栄養(餌)を補給しなければいけないのですが(一日4回)頻度は成魚たちと同じの一日2回にしました。隔離もしません。隔離をしないで60センチ水槽の成魚たちと一緒に育てる理由としては水質があります。やっぱり大きさを例えば30センチにしましょう、そこで一日4回の給餌となると水質の悪化は避けれないと思います。だからと言って悪くなったら頻繁に水替えというのもダメージを与えてしまう可能性がある。pHなどの水質も水温も変えないで生まれた場所で育てる事が一番ダメージを抑えられるのではないかと私は考えました。だけどデメリットは先ほども書きましたが成魚の存在です。
まぁここはナマズである彼らの生命力を信じましょう……意外かもしれないですが、プレコはナマズなんですね(笑)だいぶ見た目は違いますが(笑)
万が一失敗した場合は私の技量や知識不足となります。繁殖に失敗は付きものなので、また研究し直しましょう。プロのブリーダーさん達も皆通ってきた道でしょうからね。
で、結果は……
これは勝ち申した!!!!(`・ω・´)
大きさは2センチ程、柄はクイーンインペリアルタイガー(インぺタイガー)。ゴールデンキングロイヤルペコルティア(キンペコ)じゃなくてそっちが繁殖したか。
立派に育ってくれてますね。これ自己流の育て方で通用するかもしれないな。前回の記事で書きましたが、これはもしかしたらインペタイガーとキンペコの交雑種の可能性もあります。一般的にプレコは同じ品種同士の交配がセオリーとされていますが、一部例外もありまして、メガドラゴンという他品種同士を掛け合わせた種も存在します。こちらは中型プレコですね。
メガドラゴンて何と何を掛け合わせるんだっけな……ブラックドラゴンスターとタイガーフィンサタンだったかな……
お値段は15万~20万ぐらいが相場となります。なかなかの値段ですね(笑)
なので、交雑と言えど侮れないのです。メガドラゴンのように親のそれぞれの柄の特徴を継承すれば新たな改良品種の登場というロマンがあるわけですね。インぺタイガーならそれはそれで良いんですよ。相場一匹4000円ぐらいの高級品種ですので(笑)
ちなみに、メガドラゴンが気になる方は画像検索などで調べていただきたいのですけども、これが何でこんなに高いのかという所に触れていきましょう。
ずばり、繁殖難易度と遺伝率です。
中型プレコの繁殖難易度はただでさえ難しいと言われている小型プレコのさらに上を行きます。それに加えて遺伝率も絡んできます。当然二品種の特徴が綺麗に一つの個体に現れる事はほぼほぼ奇跡に近いため、狙って出せる程甘くないという事になります。
中型プレコは品種によっては気性が荒い種も存在し、場合によっては56し合いをしてしまう事もあります。縄張り意識が強いのはプレコ全体に言える事ですが、力が桁違いに強い中型以上となると相手の命を絶ってしまう事もあるのでしょう。ドラゴンスターとタイガーフィンサタンは飼った事が無いのでどこまで気性が荒いか分かりませんが……
これがメガドラゴンの値段が高い大きな理由となってくると思います。
気性の荒さがねー……プレコの恐ろしさか……
気性の荒さについても少し
トリム系と呼ばれるのがいるのですが、こいつらが特にヤバい。実は……トリム系は私も所有しております。ウルトラスカーレットトリム、通称ウルスカです。
ちょっと写真は準備出来なかったのですが(なかなか出てこないんだ……)、彼らは戦闘機のような形をしています。
こちらは最初の方に書いた小型プレコのインぺタイガーですが、これをさらに平べったくして刺が付いたのがウルスカです。色は違いますけどね。
毒は無いけど刺が付いてるんだよなー水替えしてるとたまに痛いもん(笑)
高速で泳げるように特化した戦闘機のようなボディに刺が付いている、泳ぎはやっぱり他のプレコより速い気がします。そんなのに体当たりされたら体表が硬いプレコと言えどひとたまりも無いですね。平べったくなった大きな理由はウルスカの生息域がアマゾン川上流という所です。上流は流れが激しいので抵抗を少しでも無くすために進化したのでしょう。
私のはまだ8センチですが、ウルスカは最大35センチぐらいになります。下手すればそこまでなるのに10年以上かかるかな。
ただ、気性の荒さにも上には上がいて、世界で一番気性が荒いのはアシュラプレコらしいです。名前がもうね……アシュラってこの阿修羅でしょ?(笑)
だけど人間には特に影響は無いのでご安心ください(笑)プレコ達の間では脅威という事ですのでね(笑)
という感じで本日のアクア&キャットは終わりにしたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
あ、ついでに明日は怪談なのでよろしくお願いします(笑)
コメントを残す