ニャ菓子怪談11
こんにちはショショウです。
さぁ予告していた通り本日はニャ菓子怪談をお送りします。いつの間にか人気コンテンツになってしまったニャ菓子怪談ですが、書く方も結構怖いんですよ。
書いてる時に後ろに何かいるような気配とかラップ音が頻繁にあるのです。イヤホンしながら書いてる時が一番怖いですね。読もうとしている皆さんは大丈夫ですか?後ろで一緒に画面を覗き込んでる者はいませんか?
一度確認してから読まれた方がよろしいかと。
それじゃいきましょうか
「猫の霊感」
猫には霊感がある、または霊界を行き来する動物というのは皆さん聞いたことがあると思います。今回はそれにまつわるエピソードをご紹介しましょう。全部で2話です。
1話目
これはここ数年のお話です。ちょうど今ぐらいの日が短くなってきた時期でしたかね。私は仕事から帰宅中に3匹の猫を目撃しました。3匹全員同じ方向を見ている。別にこれだけではどこもおかしくないのですが、いずれも何かを見て威嚇をしていました。しっぽの毛は大きく膨らみ、猫独特のものすごい声を上げていました。私は迷い猫がこの辺の猫のテリトリーの中に入ってしまい動けなくなってるのかもと思った。助けてあげようと猫達が見ている方へ近づいた。
しかし
猫の姿はない。それどころか猫が威嚇するような物も何もない。彼らは一体何に対してあんなに威嚇していたのだろうか。もう一度猫達を見てみた。
今度はさっき見ていた逆の方を見ている。威嚇は激しさを増していた。それだけじゃない。何かを取り囲むように座っている。私は何が起きているのか全くわからなかった。すると、一匹の猫が何もいない所に飛びかかった。私が恐怖を覚えたのはここからである。
猫が飛びかかると、まるで地獄のそこから響くような
「ぎゃあああぁぁあぁああぁぁぁぁ」
という叫び声が辺り一面に響いた。そんな事絶対あり得ないんですよ。猫達の前には何もいないし周辺にも人っ子一人いない。明らかにこの世の者じゃない何かを猫は捕まえているんです。
その叫び声が恐ろしくて私は少し離れた。それと同時に猫がいる方から
ドタドタドタドタ
という足音が聞こえた。何かが走って逃げてる?猫達はそれを追って路地裏に消えていきました。あれはホントに何だったんだろうか?
私は……まぁ…帰り道を変えました。
2話目
私の住んでる地域は猫がたくさんいます。外を歩けば必ず何匹かと遭遇できます。人懐っこい、人見知り、それぞれいろんな個性を持っているのですが、今回登場する猫はかなりの人見知りをする子でした。
なんとか仲良くなりたいなと思い、私はその猫に近づいては口を鳴らし近づいては口を鳴らしをひたすら繰り返していました。しかし、なかなか懐いてくれない。触らせてくれるなんて夢のまた夢。さすがに諦めかけていた私だったが、ある日触れるチャンスが訪れた。
飼い主さんだろうか?その猫を抱きかかえている人が現れたのである。話をしてみると予想通り飼い主さんだった。私は「触ってもいいですか?」と聞くとその人は快く承諾してくれた。
だが、その猫は暴れて飼い主さんの腕から飛び降りてしまった。不思議な出来事が起きたのは猫が飛び降りてすぐだった。一瞬猫から目を離しただけでその猫が姿を消したのである。1秒も経たないうちに姿が消えるなんて事があるのだろうか?
その猫は遠い塀の上にいた。そんな短時間で移動できる距離ではない。極めつけはその後の飼い主さんの言葉だ。
「あの子瞬間移動しちゃうんですよ」
飼い主さんの冗談かもしれないし、私の思い違いという事もあり得る。でも、この時の飼い主さんの顔がとても冗談を言ってるような感じじゃなかったんですよね。むしろ少し自分でも不気味に思っている、困っている。そんな表情でした。
もしかしたら霊と限りなく近い接点を持ってしまったか、元々そういうのに鋭い感性を持った猫だったのかもしれませんね。一時的に霊界を通っていったのだろうか?
まぁ非現実的な話だし、私自身もあり得ないだろうと思っているのですが、説明がつかない事が多々あります。
あれ以来その猫は見ていない。
以上、ニャ菓子怪談11でした。
あんま怖くなかったかな(笑)
10がインパクトあり過ぎてソフトに感じてしまうのかもしれません。実際10の話は恐怖度最高クラスの怪談でしたからねー…
まだまだニャ菓子怪談のストックはありますので、いずれまた書きたいと思います。猫以外の怪談も含めればそれこそ無数に…
それでは次回もよろしくお願いします。
私はこれからPCの整理をします。整理しないと写真が載せれないので…
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