夏の締めは怪談でしょう!!!
こんにちは、ショショウです。
本日はニャ菓子怪談なんですけども、まずはリラックスしていただくためにこんな怖い話を。
皆さんGは大嫌いだと思います。あのツヤツヤして高速移動の人に恐怖を与える要素をたくさん搭載した化け物ですけども。
ぎゃあああああ!!!!!と叫んでしまう人もいるでしょう。私も割と叫びますからね(笑)
まぁ軍曹よりはマシだけどね。
ところが、そのG叫びを意外な所で私は今日出しちゃったんですね。
あ、ちょっと待った!!!!
これはご飯中は読まない方が良いです(笑)表現はいろんなモノに変えますけど容易に想像出来るのでね(笑)
チョコが
ふにゃん!!!ふにゃーーん!!!!
と鳴いてたんです。思わず「お前はバイクか」とツッコんでしまったんですけど、普段鳴かない声で鳴いていると大体は何か自分にとって不都合な事がある証拠なんですよ(笑)
まぁ……お尻の方をね……何回も気にするものだからほぼ確定だったんですよ。
なが~~~~い暗黒物質が付いてたんです。
ぎいやああああああああああああ!!!!!!
切れが悪いだけだったんですけどね。ラグビーの如くチョコを抱えトイレに向かいました。瞬間的に日本代表の足の速さを上回った自信がある。
私は某野球ゲームが好きなんですけど、投手育成の時に変化球のキレとストレートのノビは必ず◎にします。
今日のチョコは
ノビ ◎
キレ ✕
でしたね。(汚いからもうやめろ……)
暗黒物質恐るべしですよ。
以上、暗黒物質編でした。
さてー肩がほぐれた所で書いていくかー
このシロップもちょっと飽きてきたな。新しいの作っとこ。
本日のニャ菓子怪談ですけども、昨日も書いた通り私の描いたとある画像が出てきます。正直気持ち悪いです。だけど、想像を膨らませて読んでいただきたいのでご了承ください。
尚、今回のお話は私自身ホントに忘れたくてしょうがない内容となっています。この前の友人Aの話のようなどこか微笑ましい要素等は皆無です。
そして、一種のトラウマを植え付けさせてしまう可能性も否定できないです。例えばあそこの道はこれを読んでもう通れない等。
当ブログでは一切の責任を負いかねますのでよろしくお願いします。
では、始めましょうか。
生首
これは私が水道関係の仕事で漏水を調査していた時の話です。
この水道の仕事関係の怪談は今まで3話ぐらいしてきたんですけど、今回がハッキリ言って最強です。
このお仕事は日中に行う内容と夜間に行う内容2種類があります。私は夜間組に配属されました。とは言っても日中半日だけ働いて残りは夜間にまた出動といった感じです。結構大変な仕事なんですよね。
夜に出動する理由としては周りの音が無くなるためです。基本的にとある道具を使って音で漏水を調べるので車とかが走ってるとお仕事が出来ません。だから深夜にやったりするんですね。
このお仕事内容を是非思い出しながら読んでください。
F県に私は出張で行ったんですけども、なかなか広々してて気持ちい現場だったんですね。一日10キロ以上歩くのでやっぱり住宅街よりは自然がある方が開放感があって良いものです。日中に私は先輩と現場の下調べをやっていました。
いやーなかなか自然があっていいねー
そうっすねー今まで住宅街続きだったから今回はラッキーかもしれないですね。
でもなー街灯みたいなのあんま無いし夜は結構怖そうだな。
確かに……
とりあえず下調べしてしまおう。なんか危ない物あったり漏れてそうな所あったらチェックしてくから言って。
了解っす。
下調べが始まった。いつもと変わり無く歩きながらいろんな場所をチェックしていく。
あと1キロぐらいで終わりだなー
今回は大きな漏水も無さそうだし時間はかからなそうですね。
たまにある当たり現場ってやつだな(笑)
たまにこういうのあっても良いんじゃないっすかねー(笑)
残り500メーターの所で先輩がある物に気が付いた。遠くからは分かりにくいが何かが一列に並んでいる。
なんだアレ?何か一列に並んでない?
なんですかねアレ?棒の先になんか付いている。
ボールか何か?
丸いって事しかこっからだとわからないっすね。
あそこも通るから見てみるか。
っすねー
まだそれが何なのかよく分からなかった。10メートル間隔ぐらいでそれは並んでいた。近づくにつれてそれが何なのかよく見えるように。
あーやっぱボールだー
ボールですかアレ?
なんかフサフサしてません?
確かにな。
その何かがハッキリ見えるようになった時に私と先輩は絶句した。
うわ!!!!何だよコレ!!!!!
気持ちわりー……
マネキンの首だよな?
なんでこんな事してるんですか!?
わかんねーよ……俺だってビックリしたんだからさー……
当時はマネキンの首を案山子として設置するのを知らなかった。私も先輩もこの時に初めてそれを生で見た。
趣味わりー……
ここ……深夜に通るんすか……?
えー………マジで………?
やらないと怒られますよね……
だよなー………
私と先輩はとりあえずその道を歩く事にした。仕事だからしょうがないという気持ちで。道路の両脇にこれが等間隔で立っている。何故か二人でそれを数えながら歩いた。
そっち何本あった……?
50っす……
こっちも50だ……
なんかめちゃくちゃ見られてる気がしない?
生首みたいなもんですからね……
今調べたらさー……これ案山子なんだってな……
案山子なんすかコレ………?
ここまでリアルにする必要ねーだろって……何考えてんだよ……
でもここ… …畑とか田んぼ無いっすよ。
そう!!!!そこなんだよ!!!俺も今それ思った!!!
じゃあ案山子の役目じゃないんですかねコレ……
変質者がやったとかだったらマジでやべーぞ……俺らここを深夜に歩くんだぞ……
課長に一報入れときます?
あーちょっとやっといてくれる?俺今から車取ってくるわ。
私は課長にこの件について電話した。しかし、無情にもそこの現場は全部やってくれとの事だった。確かに役所に提出しなきゃいけないからここの一部だけやらないって事も出来ないのだ。私は会社に戻る途中で先輩とあるルールを作る事にした。
課長なんて言ってた?
全部やってくれって
分かってはいたよ……はぁ……しょうがねー!!!!覚悟決めてやるしかねーな!!!!
でも一応パニックにならないようにルール決めるぞ!!!
わかりました。
何かあっても走るな。あと変質者が出たら大声出して俺を呼んで。歩く時は俺先行するから。
了解っす。
こういう行きたくないと思っている時は時間が経つのが早く感じるものである。あっという間に日が暮れて夜の現場に出動する時間になってしまった。
PM11時
よし!!!!行くかー!!!!
車を現場に向けて走らせる。あそこに夜行くなんて考えられない。正直まだトンネルとかの方が全然良いと思った。
走り出してしばらくした頃
ショショウ……
なんすか?
ちょっと運転代わってくんない……?一回寝たいんだ………
あー全然良いっすけど。
わりー……
先輩はぐったりしていた。緊張で睡眠取れなかったのかな?と私は思った。
現場に到着
〇〇さん現場に着きました。
お、おう……
どうしたんすか!?顔真っ赤ですけど!?
ちょっと体温計取ってくれる……?
先輩は39度を超える熱を出していた。日中は元気だったのに突然の高熱。風邪を引いていたわけでもない。動くのもやっとのようだ。
まぁ……大丈夫だ……早く終わらそう……
いや、無理ですよ!!!8キロも歩くんすよ!?途中で倒れちゃいますって!!!!!
だけど仕事しねーと……
俺一人で行ってくるんで車で待っててください。
お前あそこ一人で行くのか……?やめろって……あれが変質者がやったとしたらあぶねーよ……それに原則深夜は二人行動だ……
でも……それじゃ明日役所に調査結果の提出が……
俺……明日頭下げるからさ……だからやめろ……課長にも事情話せば大丈夫だ……
先輩がそう言ってくれているのだからやめるべきだった。だけど8キロなら2時間もかからないうちに終える事が出来る。それに先輩が頭を下げる姿を見たくなかった。すごく良くしてくれた人だったから。
いや、俺行きますよ!!!2時間ぐらいで終わりますから!!!
マジで言ってんのか……!?
大丈夫です。何とかなります。
じゃあ俺はゴールのとこまで車を移動しとく……何かあったら走って飛び乗るんだ……いいな?
了解!!!
私は道具一式を体に付けて出発した。地面に重りを当てながら音をヘッドホンで聴いていく。普段なら何でもない作業だが、あの場所が近づくにつれて足取りが重くなる。
AM1時頃
例の案山子ポイントに到着。
来てしまったか……そんな長い距離を歩くわけじゃない。一瞬だ一瞬!!!
夜は日中の何倍もの恐怖が襲う。灯りは懐中電灯のみ。人間とは不思議なもので怖いと思っていても怖いもの見たさなのかそういう物をじっくり見てしまうものである。
いやー……懐中電灯当てるとやべーな……全部こっち見てるしよー……でも所詮マネキンの首だろ?ただの物だわ。仮にあれがこっちに飛んできたとしても何もならねーわ。というか飛んでくるわけねーじゃん!!!ホラーの見過ぎだわ!!!
一歩一歩進んで重りを道路に当てて音を聴きながら進む。この音は漏水が無ければスー…という音が聴こえ、漏水があればゴー!!と聴こえる。それ以外の音は車とかが走ってこない限り入ってこない。
ん?ちょっと音が聴こえるな。
漏水の場所が近づくにつれて音は大きくなる。
ゴー……………
あーどこかにあるなー……真っ暗だからこれは日中にもう一回かもしんないな……
ゴー…………スー……………ゴー……………スー…………
でもおかしくねーか?スーって音も入ってくるんだよな。スーは漏水無しの音だから漏水があるならあり得ないけど……んじゃ違うのか?ゴーは何なの?
ゴー……スー……ゴー……スー……
音の間隔が狭まってきたな。ポンプとかの音?日中見た時はそんなの無かったけどなー
ゴー……スー……ゴー……ロスー……
あ、今ちょっと音変わった!!!!聴いた事ない音だな。まさか機械が壊れたんじゃないだろうな!!!!
ゴー……ロスー……ゴー……ロスー……
私は気付いてしまった。これは漏水の音なんかじゃない。誰かが囁く声。そして、明らかに「コロス」と言っていると。
ヘッドホンを外した。
それはヘッドホンから聴こえていたわけじゃなかった。外の全体から聴こえていた。
そう思って私は一気に走る。
絶対ヤバい絶対ヤバい絶対ヤバい!!!!!
コロサレル!!!このままだとコロサレル!!!
車が見えた。だが、車は走り出してしまう。
おいちょっとー!!!!止まって止まって!!!!乗れないじゃん!!!!〇〇先輩止まってください!!!!
先輩は窓を開けてこう叫んだ。
次の曲がり角を曲がったら車を止める!!!!それまで頑張って走れ!!!!!追いついたらすぐに乗れー!!!!
マジかよ!!!!なんなんだよー!!!!
曲がり角まで全速力で走る。曲がり角を曲がった所で先輩が乗った車が止まった。
どうしたんですか!!!!
いいから!!!後で話す!!!!
先輩はアクセル全開で走った。10分後ぐらいにコンビニに着いたから先輩から話を聞くことにした。
何があったんですか?
まずそっちの話から聞きたい。走ってきたという事は何か理由があるんだろ?俺にも車を出してしまった理由があるからまずはそっちから聞きたい。
俺はずっと漏水の音を聴いていて……そしたらどんどん「コロス」って声みたいに聴こえてきて……だから走ったんです。
俺も聴こえた。
だったら止まってくださいよー……
じゃあ今度は俺が車を走らせた理由を話すわ。お前は後ろ振り向いてないから分からなかったかもしれないけど……1メートルぐらいのデカい顔がお前の後ろ追ってきてたんだよ。パニックになって車走らせてしまって、でもお前置き去りに出来ないから俺は角まで走れって言ったんだ。そこまで行けば何となく大丈夫だと思ったから。でも誤解しないでくれよ?お前を置いていこうとしたわけじゃないからな?
それは分かってます。もし置いてく気だったら角まで走れなんて窓開けて言わないだろうしアクセル全開で俺を置いていくだろうから。
それなら良かった。
というか先輩、熱大丈夫なんですか?
は?熱?
現場着いた時に熱が39度超えてたじゃないですか。だから俺一人で行く事にしたんすけど。
何の事?俺起きた時に1時半ぐらいになってて起きないからお前怒って行っちゃったんだと思ったけど。たぶんキレられるだろうなーって。だから悪いと思ってゴールのとこまで車持ってきてたんだよ。ヘッドホンしてるから電話の音分からないだろうしな。
熱計った記憶とかは?
計ってないよ。だいたい今39度あるように見えるか?というか俺熱なんて出してないぞ。日中元気に二人で下調べしたじゃん。
まぁ……そうっすけど……
でも……俺確かに先輩の熱計ったんすよ。
で、先輩は車に残るからゴールまで車持っていくって。そこは結果的にゴールに先輩がいたから同じなんですけど、ゴールまで車を持っていく理由が違うんすよね。
それ……ホント俺?
先輩でしたよ?
だって夜に現場でお前と話したの俺が角まで走れって行った時が初だぞ?間違いない。だって俺寝てたんだもん。
あそこには一人で行くのやめろ。明日俺が役所に頭下げるって止められたんですけど。
そんなの言ってないぞ俺……
先輩は仮病を使って嫌な事から逃げる人ではない。すごく真面目な人だった。過去のあまりやりたくない現場でも先輩が率先して進んでくれた。しかし、この話の噛み合わなさはどういう事だろうか?違う先輩と話していた……?
俺……違う人と話していたんすかね……
…………………………………………………
…………………………………………………
俺……この仕事辞めるわ… …さっきの事もそうだし、その熱の件もそうだし……なんかわかんねーけど……この仕事やってちゃダメな気がする……もちろんお前が嘘言ってるとは思わないさ。思わないからこそ辞めようと今思った。「コロス」って俺も聴こえたし……マジで冗談じゃないよ……
先輩は少し涙目だった。
俺も辞めます。こういう事はこの仕事やってて一回や二回じゃないんですよ。その中でも今日のは一番ヤバかったです。本気でヤバいと思いました。
だな… …あんなの普通じゃねーよ……日中の時からあそこはおかしいと思ってたけどやっぱりおかしかったって事だな……
帰りますか……
あー…………
次の日に先輩と私は会社を辞めた。とてもこれからも続けていく気になれなかった。続けていたらホントにいつか自分の身に何か起きると思ったのもあるし、この仕事でのいろんな不可解な体験をとっとと忘れたかったというのもある。
先輩と私は辞める手続きと同時にこっ酷く叱られた。何故あんなに叱られたかは分からないが、それを不服に思った先輩の捨て台詞の「だったらお前も行ってこいや!!!!」の罵声を今でも思い出す。
その先輩はたまにニャ菓子製菓に来るとか来ないとか。
完
お疲れさまでしたー
かなりの長編になってしまいました。
結局あの場所よく分からなかったんですよね。マネキンの首は何のために置いてあったのか?そもそもマネキンの首だったのだろうか?
私はもしかしたら本物の生首があったんじゃないかと思ってしまいます。しかし、そんな事件はそこでは無かった。
もしかしたらこれを超えるニャ菓子怪談はもう出てこないかもしれません。それは私自身が今まで生きてきて一番の恐怖体験だと思っているからです。
しかし、ナンバー1が出たからと言ってニャ菓子怪談は終わりにはなりません。
何せ………
まだナンバー2とナンバー3の上位組が残っているから。それ以外もまだまだありますしね。
それはまたいつかお話しましょう。
それでは(ΦωΦ)フフフ…
では、今日はおしまいです。
次回もよろしくお願いします。
コメントを残す