突然すみません…
こんにちはショショウです。
さてさてさて、今日の記事は何にしようか…
昨日はQ&Aを書いたし、ニャ菓子ランキングも教えてショショウ先生も最近書いた。
…………………………
あれ?これってもうニャ菓子怪談しか書くの残ってないんじゃないか?
なので…
ホントすいません。ニャ菓子怪談書きます―(笑)
突然予告もなしに現れるニャ菓子怪談、これをゲリラニャ菓子怪談と呼ぶことにしよう。ニャ菓子怪談は必ず文章構成を考えてから書きます。
という事はつまり
ゲリラニャ菓子怪談は文章構成を考えているにも関わらず、事前に予告を全くしない管理人のちょっとした意地悪コンテンツです。ちなみにゲリラはナンバリングタイトル扱いにはなりません。事前に予告したもののみにナンバーはつけられます。
ナンバリングタイトルにしたらゲリラになりませんからねー(笑)
ではいきましょう。
「石」
これは友人Kが体験した話です。小学生の時になります。私とKは公園でサッカーをして遊んでいました。ボールで遊ぶ時は決まって必ずボールが変な所に飛んでしまうものです。その時もKが蹴ったボールが意図しない方向に飛んでしまいました。
その時
ガシャン!!というけたたましい音が鳴り響いた。「やべー!!ガラス割っちゃったかな!?」とKが言い、私とKはボールが飛んでいった場所に向かった。
だが、ガラスが割れている形跡はない。大き目の石が散らばっているぐらいだ。私とKはホッとした。物凄い音だったのでとんでもない光景が目の前に広がっていると思ったからです。私とKはボールを拾い、再び公園でサッカーを始めた。
翌日
Kが学校を休んだ。先生からKは高熱が出て休むと伝えられた。あいつあんだけ汗かいていたからなーとその時は思った。しかし、翌日も翌々日もKは学校を休んだ。さすがにちょっと心配になり、帰りにKの家に向かった。
Kは高熱でフラフラしていたが、意識もハッキリしていた。私が「風邪なのか?」と聞くとKは首を横に振った。そして「原因不明。風邪の症状なんかなんもないんだわ。」と言う。
「じゃあ熱中症か?」と聞いてみたがそれも違う。だが、Kが気になる事を一つ話した。あのボールが飛んでいった時に鳴ったけたたましい音が不定期に聞こえてくると言ったのだ。しかし、それこそ非現実的な話である。
とりあえずKはまずまず元気そうだったため、私は帰る事にした。帰り際に例の石がある場所に行ってみた。すると知らない小さい男の子と女の子がそこにいた。あの散らばった石を拾い集めているのだ。なんとも言えないその光景に私は思わず口を開いた。
「あのー、何してるの?」
二人はきょとんとしている。すると女の子が悲しい顔でこう言った。
「今はいないけど、この前ここで猫ちゃんが死んでたの。かわいそうだからお墓を作ってあげたんだけど壊されちゃっていて」
私に電気のようなものが走った。まさかお墓だったとは…なんとも言えない罪悪感が私を襲う。このことを伝えに再びKの家に走った。
Kは今からそこに行って新しいのを作って謝ろうと言い、家にあった小さい饅頭と花を持って家から出てきた。K自身もあの音が聞こえてきた時に石に何かあるのかもと思っていたらしい。
石のあった場所に戻るとすぐにKは石を積み上げた。そして持ってきた饅頭と花を供え、手を合わせた。何分もずっと手を合わせていました。
次の日からKは熱も下がり元気に学校に登校してきました。「いやー悪い事したな…」とまだ引きずっている様子。無理もない。相当怖い思いをしていたのだろう。だが、どうしてもわからない事があった。それはあの音だ。どう聞いても石に当たった音とは思えない。明らかにガラスが割れる音だった。
後にわかった事なのだが、石のあった近くに住む頑固爺さんの家のガラスを割っていたらしい。ガラスに当たって跳ね返ったボールがたまたまお墓に当たってしまったのだろう。頑固爺さんの所に謝りに行くのは嫌だったが、そっちの方も謝罪に行った。ちなみに見知らぬ小さい男の子と女の子はこの爺さんのお孫さんだった。あの爺さんの説教の方が怖かったよなとたまにKと談笑することが今でもある。そのKは今は墓石屋。この石の件が理由で墓石屋をやっているのかどうかはあえて聞かないでいる。
完
以上、ゲリラニャ菓子怪談でした。
ひと気のない所に石が積み上げられていた時、それはもしかしたらお墓かもしれませんよ。
では、次回もよろしくお願いします。
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