アクア&キャット137

こんにちは、ショショウです。

アクア&キャットやっていきます。

本日はエビのちょっと厄介なお話。

アクアリウム界隈では、いや……エビの世界だけかな……?

ソイルブレイク

という言葉があります。まぁ完全なる造語なんですけど、度々この言葉が飛び交うので覚えておいて損は無いです。

それで

説明のために分かりやすく絵を書いてきました。

その前にタイトルコール!!

 

アクアキャット 第137章

サイレントキラー

 

まず、このソイルブレイクが起きるとどうなるのかを結果から言いますと……

エビがお星さまになります。

一度に全部ではなく、ポツポツと毎日数匹。

所謂、ポツポツ死というものです。

キレイに掃除しているのに!!しっかり水もキレイなのに!!なんで!?!?

と最初はなる事でしょう。

それにはしっかり理由があります。

 

あ、ちなみにソイルとは吸着系のソイルの事を指します。栄養系とかもあるけど、吸着系の方です。

絵は水槽を立ち上げたばかりの新品の吸着系ソイルと思ってください。

このソイルの役割は有害物質をその名の通り吸着させます。

使った事がある方なら分かるかもしれませんが、このソイルを入れると水はピカピカになります。言うなればめちゃくちゃ短期間で水槽を立ち上げれるという感じでしょうか。もちろん個体の導入も早める事が出来る。

市販の吸着系ソイルは前回も書いたと思いますが、pHを酸性に傾ける作用があります。正確には有害物質を吸着してるから下がっているというのが正解でしょう。その逆として、掃除をサボっている汚れた水槽はアルカリ性に傾きますからね。

とりあえずこれが吸着系の役割と思っていただければ。

だが……

ここまで聞く限りではこのソイルが正義のヒーローに見えるかもしれません。

だってねー

水ピカピカにしてくれるんですよ?

有害物質を吸着してくれるんですよ?

優等生かよ!!

と言いたくもなりますね。

でもね、こいつには裏の顔があるんです……

 

ソイルも結局のところ消耗品ですよ。

使う期間が長ければ効力が落ちていきます。吸ったら吸った分蓄積していくよという事になりますね。

 

ほらほら、一つ一つが悪い顔みたいになってきたでしょ?

吸着が進むと悪の心に染まっていくんですよ。

ソイルさんが……

(ΦωΦ)フフフ…

まだこの時点ではエビに影響は出ません。

 

管理人の体感として3〜4ヶ月ぐらいでこのソイルは正義から悪に変わります。

これどういう事かと申しますと、長い期間有害物質を蓄積させ過ぎてもう有害物質を吸着出来ませんよという状態です。

これがソイルブレイクです。

例えるなら掃除機かな?

あれも吸い過ぎて中にゴミが溜まると吸わなくなりますよね。理屈はあれと全く同じです。

さてさて、ここからが悲劇の始まりです。

これに気づかず使い続けるとどうなるか?

 

ソイルが吸着出来なかった有害物質が水中に蓄積していきます。アンモニア濃度が上がります。pHも上昇します。

つまりは

水槽の環境が悪い、あるいは汚いと言うべきでしょうか。最初にも書いた通り、水槽が汚いとpHは上昇してアルカリ性に傾きます。

 

あー……pHの表記が大文字のPになってるけど、気にするな気にするな気にするな・ω・

ここまで来ると……ソイルブレイク完了という感じなのでエビさんが残念ながらお星さまになってしまいます。

・・・・・・・・・・・・・・・

何となく……ソイルブレイク分かりましたかね……?笑

 

次は対策編です。

まぁドラマとかアニメだったらここで一度終わって次回予告みたいになると思うんですけど、ここで「なんだよ〜……」と読者さんに思わせないのがニャ菓子製菓なんだよなー・ω・

さぁ!!管理人頑張れ!!もう少し書け!!

サボった分を取り返せ!!(・∀・)

 

うーん……

対策って程の事じゃないですが、しっかりソイルを使い始めてどれぐらい経つのか把握するのが大切かなと思います。正直、それだけでソイルブレイクは回避出来ると思います。

とは言っても……

人間忘れちゃう事ってあると思うんですよ……付箋なりに使い始めた日付を書いて水槽に貼ったりすると良いかもしれません。

絵では黒く染めたりしましたが、実際は見ても何も変化はありません。男梅みたいになってくれていたら一目瞭然なんですがねー

さらに厄介な事に、水を替えても意味がありません。そりゃソイルがもうダメですからね。

なので、ソイルブレイク=使用期限切れです。

 

管理人のもう一つの対策としては、水槽内のソイルの使用するタイミングをずらすというのがあります。これは単純にソイルを全替えして完全なリセットにしたくないからなんですけど、器に入っているのは新しいやつで、下に敷いているのは古い方です。

一定の期間が経過したら敷いてあるソイルを撤去し、器の方を今度敷きます。そして、新しいソイルを器に入れると。

少なからずこれで完全なソイルブレイク状態は回避できます。

それでも「まずいな」となったら完全リセットもやむ無し。もう一つ緊急用に水槽を立ち上げておくという手もあるのですが、水槽って立ち上げた時から劣化が始まります。生モノみたいなものですね。なのでオススメしません。

一番の理想は同じ品種のエビ水槽が2本あるとかかな?

お引越し出来ますから。

 

ペラペラペラペラとお話してきましたけど、いかがでしたでしょうか?

今ちょうど2000文字ぐらいなんですけど、最後にこの記事が無かった事になるかもしれない事を言います。

 

 

 

 

 

ソイルの製造販売元はソイルブレイクという現象を完全に否定している。

 

 

 

 

 

( ゚д゚)

 

 

まぁこれを最初に聞いた時は驚きましたよね。

え?じゃあ違うの?って……

いや、管理人はあると思っています。エビさんが実際お星さまになっているわけですから。

だってソイルを半永久的に使える事は無いじゃん。

でも、他の原因もまだあるかもしれないし、実際そこは何とも言えませんねー

まだまだ未知な事があるかもしれない。これがアクアリウムなのです。

良い締めでした(・∀・)

 

エビさんさー俺にラインしてきてほしいよね。

水槽が汚れてきてるッチー!!!!!

ブレイクが起きてるッチー!!!!!

みたいなさー

まぁ「たまごっち」じゃあるまいしそれは無理だな。

では、今日はおしまいです。

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