アクア&キャット77
こんにちは、ショショウです。
アクア&キャット77行きます。
今までのアクア&キャットでは暗くなるような話題をなるべく避けてきました。
しかし、熱帯魚の事をもっと知ってもらいたいと思い、今回は非常に暗い内容になりますが、初めてそういう所に触れていきたいと思います。
昨日の最後にも話したのですが
今回の記事の写真には魚の死骸が出てきます。人によってはちょっと直視出来ないぐらい凄惨なものですので、無理はしないでください。
ただ、管理人としてはこういうのもあるんだと皆さんに知っていただきたいという思いもあります。
なので、今回は書こうと思いました。
アクア&キャット 第77章
熱帯魚界最凶の病気
まず今回の内容ですが、熱帯魚のとある病気を取り上げていきます。
その病気の名前は
エロモナス病
この業界で働く人ならば誰もが知っている病気なのですが、管理人の個人的な感想ですけども、熱帯魚界最凶の病気です。金魚や鯉などにも出ます。今回はこのエロモナス病が出てしまいました。
病気のカテゴリーとしては皮膚炎です。
皮膚炎と聞くとそんなに凶悪なものというイメージはありませんが、小型魚なら命を奪うのに1週間かかりません。ホントに一瞬です。
エロモナス病は日本では別名穴あき病。海外ではその見た目の酷さからゾンビ病と比喩される事もあります。
症状ですが、体のあちらこちらから血が滲み出します。尾びれなどは無くなって骨が出てしまう事も。
原因はエロモナス ハイドロフィラという水中の菌です。これはどの水中にも存在する常駐菌です。なのでいつでも発症する可能性はあります。
中には水質の悪化が原因と言う方もいるのですが、これには渇を出させていただきたいです。これに至っては全くの逆です。病気=水質の悪化では無い場合もあるのです。
水質を常に維持している方、またはメンテナンスを怠らない方にのみ出る病気だと管理人は思っています。
つまりはしっかり熱帯魚に向き合っている人程この病気に悩む可能性が高いという事になります。
それ故に発症した場合はショックはデカいです。
発症のきっかけは恐らく水替えなどのストレス。維持している人程水替えはやると思うので、向き合っている人程悩むというのはそういう事ですね。
特にプレコは繁殖のきっかけが水替えによるphの変化ですのでエロモナスでやられる可能性は高いと見て良いと思います。
この病気の不幸中の幸いなのは他の個体にはほぼ病気が移らないという事です。そこが白点病などの病気とはちょっと違う所ですね。
では、そのエロモナス病に罹った魚をご覧いただきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、写真の個体は既に死骸になっています。とにかく苦手な方はホントにスルーしてください。
まずはサムネ回避だわ!!!
ウチのブログは1枚目に貼った写真がサムネになるはずなんですが、一度だけならなかった時があるんですね……2枚目の写真がサムネになってしまった。
それがニャ菓子怪談の管理人が描いた案山子の生首の絵だったんですよ。
気持ち悪いよね……
明日はついでにニャ菓子怪談のこの話について書きたいと思いますのでよろしくお願いします。
では、エロモナスの写真を載せます。
こちらです。
発症して一週間でこうなります。発症した魚はプレコのキンペコ。
一応、薬浴という治療手段はあると言えばあるのですが、ホントに初期症状の時にやらないと手遅れです。しかし、初期症状の段階でエロモナス病と判断するのはかなり困難です。症状が出て初めてエロモナス病と判断が出来ます。
写真を撮るという事でこれでもキレイにしている方なんです。本来は血が滲んだ部分に大量に綿のような水カビが生えます。取っても取っても生えます。
やがて個体は衰弱して死に至ります。
薬浴の手段があるとは書いたんですが、プレコはナマズの一種です。ナマズって薬浴は原則出来ないんですよ……
耐性が無いので逆に苦しませてしまう可能性があります。プレコに限らずキャットとかも言いたくは無いですけども罹った時点でアウトだと思います。
ショックなんですけども、飼い主さんは自分を責めないでほしいですね。変な話ですけど、しっかり熱帯魚に向き合っている証拠になると思います。
もちろん、ちょっと水替えが多くてストレスを感じさせてしまったと反省する部分はあるんですけどね……
こればかりはどうしようもないです。
しっかり埋葬させていただきました。
彼の死を無駄にしないためにも今回はブログで書かせていただきました。
では、今日はおしまいです。
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