アクア&キャット68
こんにちは、ショショウです。
さて、本日のアクアはこの前の記事で少し話した外来魚についてやっていこうと思います。
ちょいと過激な言葉も飛ぶかもしれないですが、お許しを。
昨日までドラゴンボール見てたので、今の気持ちをベジータ風に言うと
くそったれがぁぁぁぁぁぁあ!!!!(# ゚Д゚)
ですね。それだけ何だか世間はおかしな事を言っているなと思いました。
アクア&キャット 第68章
知識を身に着ける事は必須
まずですね……外来魚が日本の自然界にいるという所から……
言ってしまうと、今更これを問題として取り上げている事自体が実はナンセンスなんですね。
外来魚って何十年も前から日本にいます。生態系に悪影響を及ぼす者からそうでない者まで。
しかし、メディアは今まさに日本の生態系が崩れかけている、今どうにかしないとヤバいみたいな言い方をするんですね。
ノーノーノー!!!!!
勉強不足じゃ!!!!
ブラックバスが一時期問題になりましたけど、何十年も前です。アメリカザリガニに至ってはほぼ100年前ぐらいに日本に来てしまっています。
ホント今更なんですね。外来魚問題は。
にしてもアリゲーターガーはちょっとびっくりですけど。2メーター以上のもいるからねー
オブラートに包まないで今日は言いますけど、メディアは相当無知な人間が多い。
ニュースでこんな一面がありました。
小川にはキレイな錦鯉が泳いでいます。しかし、そこには……
よくある入りですけども、外来魚問題のニュースでこのセリフを考えた人は相当な無知です。
そもそも錦鯉が外来魚だよ?
しかもアリゲーターガーより達が悪いよ?
錦鯉が健全な存在と思っているのはヤバいです。あれは生態系キラーです。普通の鯉もですけど、何でも食べるし、川にいたとして10年後には鯉だけになります。それぐらいの脅威です。
知らないならテキトーにニュースにして流しちゃダメだっての。
続き
で、結局その川に何がいたかというと、シクリッドでした。アフリカンシクリッドかな?
某水族館の人によると
越冬してずっとそこにいる。20℃あれば越冬出来る。
との事でした。
……………………………………………
くそったれがぁぁぁぁぁぁぁあ!!!(# ゚Д゚)
またベジータ出てきたぞ!!!!
おい!!!ちょっと突っ込ませてもらうぞ!!!!
シクリッドは自然界で越冬をする魚ではありません。いや、越冬をする術を知らない魚とでも言おうか。
彼らは東南アジアなどの亜熱帯地域の魚です。年中暖かい所にいます。そういう魚に越冬という概念はそもそもありません。
ましてや元が水温管理されていた水槽で飼育されていた魚なら水温変化が一定ではない自然界で生き抜く事はほぼ不可能。逆も然りで、自然界の個体を水温管理した水槽に入れると体調を崩す可能性もあります。
熱帯魚はそういうものなんです。
悪いけど、あのシクリッドは撮影用に準備しただろ?
シクリッドと付き合いが長いから分かるんです。
20℃だと衰弱していって長くは生きないです。今の季節でもまだ厳しいでしょう。彼らの水温は最低でも22℃は無いと長くは生きません。ウチは27℃管理ですからね。
水族館の人がこれを知らないわけ無いと思うんだけどねー
言わされてるか?もしかして
なので、このニュースは印象操作のようなものが強いと思いました。大型魚なら生き残れるのもいるんでしょうけど、中型までは日本の自然環境で生き残るのは無理だな。いや、大型もだいぶキツイぞ?沖縄でようやくワンチャン。ガーはアメリカの魚だからもしかしたら生存出来るかも。アロワナとかは絶対無理。東南アジアの魚は日本の自然界では全滅するでしょう。
近くに温泉が出ていて川が暖かいなら分かるけど、普通の川ではあり得ないな。
管理人もそうですし、世の中の熱帯魚飼いの人達は水温にシビアです。何故そんなにシビアになるのかですが、それぐらい熱帯魚は水温にデリケートなんです。
自然界で越冬……
んなわけ……
それが出来るなら熱帯魚で日本の固有種もいるっての……
最後にもう一つ。
自分たち人間が生態系が破壊されるなんて言う資格がそもそも無いんです。
日本固有のクロメダカ、あれをほぼ絶滅状態にしたのって土地開発を進めて自然の川を潰したからです。もちろんザリガニなども関係はしてきているでしょう。しかし、人間も絶滅状態に追い込む程の生態系崩しに加担してしまっているというのは事実です。その人間が生態系が危ないという言葉を使うんだから何とも皮肉な話ですよね。
とりあえず、今回のお話の結論としては、外来魚問題が今更のものと言っても自然に逃がしちゃダメ。逃がすぐらいなら里親を探す事。
ルールはちゃんと守りましょう。一人一人が守る事が大切。
では、今日はおしまいです。
次回もよろしくお願いします。
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