周年怪談
こんにちは、ショショウです。
よし!!怪談やってこう!!!
7周年イベントのフィナーレ!!!
長くならない程度で行こうかと思います。たまに自分で書いたのを読み返した時に長くてダレる時があるので笑
では、行きます。
美味しかったです
今回は家のシミについてのお話です。今でもあれは何だったんだ?という出来事でした。
学生の頃によく遊びに行っていた友人の家があるのですが、そこで起きた不可解なお話です。
めちゃくちゃ大きいんだけど少し古い、そんな家でした。家系はなかなかのお金持ち。
ある日、その家の中で管理人は小さなシミを見つけた。
まるで人の顔のようなシミ。だけどシミが顔のように見えるなんてよくある話ですね。友人もそのシミの事は知っていて、家族間でも気持ち悪いという会話はたまに出るそうだが、結局はそう見えるだけという結論で終わるそうです。
管理人がシミを見つけて約2年後。
そのシミに少し変化がある事に気がついた。最初よりも口の部分が開いているように見える。しかし、気のせいだと思う事にした。友人も気のせいと言っていたので怖がらせる必要も無いと判断しました。
約1年後。
・・・・・・・・・・・・・・
明らかにシミは口を大きく開いている。何か食べ物にガブッと行くような口の形。
お気づきかと思うが、この変化は短期間で起きているわけでは無いのです。忘れた頃に見ると「あれ?」という感じなのです。なので「こんなんだったっけ?」というふうに最初は思ってしまう。
しかし、この口の形の変化は気のせいではなく確かなものでした。それぐらい変わっていた。
さらに約1年後。
口は……
閉じた……
まるで食事でも終えたかのようなシミ。友人の祖母は冗談半分に「誰か食べられちゃったんじゃないのかい?」と言う。この頃には友人もシミを気味悪がっており、祖母に「そういう話はやめてくれ」と呆れた表情で言っていました。
管理人もさすがにそのシミが怖くなってきた。
数ヶ月後。
なんと驚いた事にそのシミが完全に消えていた。管理人は友人に「消せたならもっと早く消せば良かったな」と言ったが、友人は「違う……消していない……」と言う。
訳がわからない管理人は詳しく話を聞く事にしました。
友人はあまり話したがらなかったが、事情を教えてくれた。
少し前に友人が数日間学校に来なかった時があった。身内のお葬式だそう。亡くなったのは先程の冗談を言っていた祖母だそうだ。
そのお葬式が終わったのとほぼ同時にそのシミも消えたのだそう。
友人はさらにこう言う。
「あのシミが婆ちゃんを食べたんだと思う」
「あんな冗談言わなきゃ良かったんだよ」
その表情は悲しんでいるというよりも何が起きたか今でも整理できていないという感じだった。
あのシミはどこに行ってしまったのだろうか?
管理人は何か禍々しいものを感じてならない。友人には言えなかったが、どこか数年に渡っての復讐を果たされたんじゃないかとも取れるような出来事。
その数年後に
友人の家で火事が起きた。
一番燃え上がったのは祖母の仏壇だったそう。
完
お疲れ様でした。
ちなみに幸いにも火事での死傷者は一人も出ていないと思います。もちろん友人も家族の方も無事。
何者かの友人の祖母への恨みなのか?
だけど……亡くなっている方だし……こう言っちゃあれだけどさ……
俺はあの婆さんあまり好きじゃなかったな。なんかちょっと意地悪な性格なんだよな。
誰かに恨まれていてもおかしくはないかなって思う。
人に恨まれないように人生を生きよう……
では、今日はおしまいです。
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