アクア&キャット7
こんにちは、ショショウです。
アクア&キャット7は悲しいお知らせからスタートします。
ここからしばらく目を覆いたくなる話が続きます。気の進まない方はこの話が終わった後に大きく猫と書くのでそこまで飛ばしてください。
フラワーホーンさんが死んでしまいました。原因は目の下の怪我からの細菌感染で最終的には顔面左部の壊死です。
怪我をした理由は全くの不明。最近暴れる事が多かったので濾過の吸い込み口にぶつけたのかもしれません。薬浴による感染症対策はしましたが、思いのほか傷が深かったです。怪我をしてからこの世を去るまではわずか3日というとんでもないスピードだったため、手の施しようがありませんでした。
いや、実際に眼球切除という選択肢も視野にありました。2倍ぐらいの大きさに目の周りが腫れて壊死が始まっていたので、その部分を眼球ごと切除をすれば延命は出来たかもしれない。過去に別の魚で内容は違うけど手術自体は経験があるので自信はありました。
しかし、目ともなると麻酔は必須になります。残念ながら持ち合わせていませんでした。それ以前にフラワーホーンの体力が無い状態でしたので、仮に出来る環境にあったとしても私はやらなかったかもしれません。
もうダメだと私も諦めるしかなかったです。
延命してあげるよりも逝かせてあげた方がフラワーホーンも安らかに眠れるだろうと判断しました。
手を水槽に当てると体を起こし、私と向かい合わせになるように寄ってきてくれました。これが彼と私の毎日の挨拶なのです。まぁ彼の性格上「今日まで世話になったな」ぐらいの挨拶だと思いますけどね。
犬や猫も逝く前には必ず飼い主の顔を目に焼き付けてから逝くものです。過去にワンちゃんを飼っていましたが皆そうでした。魚もそうみたいです。人に懐くフラワーホーンなら尚更かもしれません。
彼はその後すぐに逝きました。
新しい大きな植木鉢の中に今はいます。今度は名前のフラワーホーンの花のようなという意味では無く、本当の綺麗な花になってくれる事でしょう。
逝ってしまいましたが、私は少し気が楽になりました。苦しむ姿を見ている方が明らかに辛かったので。
猫
では、今日のお話です。
本日はエビの水替えを実際にやっている所を記事にしていきたいと思います。
エビすくって水捨てて新しい水ジャー!!じゃエビの水替えは出来ません(笑)
いろいろあるんですよこれが……
正直……本音を言ってしまうと……
めんどくせー( ゚Д゚)
他のどの水槽よりも時間がかかりますねー……
そうとも言ってられないのでどんどんやっていきます!!!
まずはエビの回収です。
これが一番時間がかかると言っても過言では無い。小さい稚エビを見落とす事無く全て回収します。
分かりづらいですが、この中にかなりの数がいます。
こちらは古いソイルや水を全て取り除いてのピカピカ水槽ですが、ここまでするのにも時間がかかる!!!
ヒル退治から始まりますからね。一気に退治してソイルを取ってゴシゴシスポンジで綺麗にしていきます。
あー腰がいてー!!!!
普段ならホースを使うのですが、水槽を1台しか手入れしない時はバケツで水入れです。
約70リットル!!!
ここからがエビさん独特の水槽作りの始まり始まり!!!
これはソイルですが、エビには栄養系と吸着系のソイルがあります。効果は読んで字の通りで栄養系は栄養が含んでおり、吸着系は汚れを除去する働きがあります。この2種類を入れるのが好ましいのですが、今回は吸着系のみ。吸着系だけでも問題は経験上無いです。
説明書きでは先に砂を入れてから水を入れろとありますが、私は水を入れてからソイルを入れます。理由は特にありません。何となくです。
当然ソイルなのでしばらく水は濁ります。
時間が経てばどんどん綺麗になりますが、同時並行でここからいろんな事をやっていきます。
まずは濾過の設置。濾過にも上面、底面、外掛け、外部といろいろありますが、私が推奨するのはこの外掛けです。水槽内にミジンコを発生させたいんですよね。理由としてはエビにとって良い水質かどうかの指標になるからです。もちろんミジンコが多ければ多い程良いです。
上面や外部は濾過力が強すぎてミジンコを発生させる事がほぼ出来ません。底面はやった事がありませんが、ミジンコはソイルの中にも潜るので個人的にはおススメしません。
濾過力が程々の外掛けが一番良いでしょう。
安いしね(笑)
続いて水作り。
カルキ抜きは当たり前として、私はこれを入れます。泥水じゃないです。
ジクラウォーター ベニッシモ
というものなんですが、この液はバクテリアの活性化やエビの脱皮の手助けをしてくれるという効果があります。必ず入れた方が良いと思います。前にお話ししたと思うのですが、エビの死因には脱皮不全というのがありますからね。
このジクラ……意外と高いです……
でも入れてください……
まだまだ続きますよ。
こちらは生物濾過のスポンジです。ミジンコを発生させるにはこの生物濾過がとても重要な役割をしてくれます。
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なんで汚い水で洗っているのか?ですと?
綺麗な水で洗うと既存のバクテリアを全て流してしまうからです。このスポンジにもいっぱいいます。エビに限らず元の水槽の水で濾材やスポンジを洗うのは意外と知られていませんが、実は常識となります。
水道水にバクテリアが含まれているなら水道水で洗いますけどね(笑)
そんなものが水道水にいたらニュースの一面飾る。
あとはモスやヒーターを入れてとりあえず完成!!!
(=^・・^=) よし!!!エビ入れようぜ!!!
ちょちょちょ!!!ストップストップ!!!
とりあえず完成って言ってるだろうが!!!( ゚Д゚)
水槽が完成したからと言ってすぐにエビを入れてしまうのはタブー中のタブー!!!
ここから水合わせをします。
写真には写っていませんが、先程のエビをプラケースに移し替えて浮かばせています。水温をまず合わせています。
(=^・・^=) よし!!水温も同じになったし入れようぜ!!
コラー!!!まず水温を合わせてるって言っただろ!!( ゚Д゚)
まだダメだ!!!!
ここから元の水に少しずつ新しい水を入れてきます。当然作りたての水なので元の水とはpHから何から何まで違います。慣れていない水質にいきなり入れてしまうと死んでしまう個体が存在します。これが所謂pHショックというものになります。
エビは水質にデリケートなのでここが今回の作業で一番重要な作業になります。
人によってはここで1時間2時間かける人もいます。しかし、それはエビに対しての愛情の表れだと思います。
点滴水合わせとも呼ばれ、ポタポタと少しずつ水を元の水に入れていきます。溜まったら捨ててまた繰り返す、そうする事によって水質が新しい水のものになっていき、エビがそれに適応していくってわけですね。
ミナミヌマエビなら強いのでそんなに水質は気にしなくても大丈夫ですが、ビーシュリンプの場合は超デリケートですので必ずこれをやってください。
今回は私はスポイトを使って手動でやりました(笑)
この作業を終えてようやくエビの投入となります。
私の場合は投入後にすぐに餌を入れて状態の確認をします。経験上、適応しているなら秒ですっ飛んできて餌を食べ始めます。適応していないなら動きを止めるのですぐに分かります。
投入して餌をまだあげていない状態です。まだバラバラ状態ですね。
来ますよ!!!エビさん達が!!!
これで万が一エビの反応が鈍い場合はいろいろと面倒な調整に入る事になります。最悪この工程を1からやり直し!!!
大丈夫みたいですね(笑)
あとはエビを眺めてるだけです(笑)
今回の水槽の水替えのやり方はあくまで私のやり方です。やり方が人それぞれなのがエビの面白い所。たぶん10人いたとしたら10人全員やり方も重視する事も違うんじゃないかなー
なので、他の人のやり方を聞いて「なるほどなー!!!」となる事も多いです。
自分なりの飼育法で綺麗なエビを育てるのが一つの醍醐味かもしれませんね。
もちろん失敗する事もあると思います。エビは失敗した分だけ飼育技術も上達するものと思っているので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
恐らくプロのブリーダーさんも全員通ってきた道かと思います。
最初から上手い人なんていないんですよ。私も何回も失敗しましたし……
それでは今日はおしまいになります。
ありがとうございました。
すごく今日は長いので誤字があってもスルーしてください(笑)
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