涼しくなれるかな?

こんにちは、ショショウです。

本日は予定通りニャ菓子怪談をお送りします。今日も暑かったですね。これでちょっと涼しくなればと思います。

では、いきましょう。

「私がプールが苦手だった理由」

私はしばらくプールで泳ぐのが苦手だった。ちゃんと泳げるようになったのは小学3年生になってから。だいたいプールの授業が苦手な子は水への恐怖心とかが理由だと思う。私もそれだった。だけど、恐怖心の意味が私の場合は少し違った。

4歳ぐらいの頃、私はスイミングスクールに通っていた。25メータープールの一部に足場を作って小さい子が入れるような設備になっていた。

しかし、その構造に怖がる子も少なくなかった。プール全面に足場を敷き詰めるわけではないので、足元をよく見ないと通常の深さの所に落ちてしまう可能性があるのだ。もちろん柵なんかも無い。4歳児にとって25メータープールは尋常ではない深さである。ボール拾いと称した遊びをやったが、とても楽しめる余裕は無かった。

そして、私が親にスクールをやめたいと懇願した出来事がこれから起こる。ついでに水への恐怖心を植え付けられる。

ここのスクールの授業のフィナーレは足場に空間を作り、真ん中に先生が立ってそこに向かってジャンプをし、先生に向こうの足場に運んでもらうというもの。これが私はすごく嫌だった。4歳児で普通に泳げる子もそうそういないだろう。万が一ジャンプを失敗してしまえば通常の深さの場所に落ちてしまうので、自力では何も出来なくなる。実際はそんな事にはならないのだが、あえて深い所に向かってジャンプをする必要なくね?と当時の私は思った。

さらに先生は追い打ちをかけるような事を言う。

こっち側(深い所)は地獄だから落ちないようにな。落ちたらおしまいだぞ。

悪ふざけだと思うんです。だけど子どもって純粋だからそういうの信じちゃうんですよ。そこが地獄ならあんたは鬼かって……

これに子どもたちはいろんな反応を示した。楽しそうって思う子もいれば、泣き出す子もいる。ついにはプールから出て逃げ出す子も出てしまった。私は恐怖でカチコチに。だけど、全員やるまで授業は終わらないとその先生は言う。もはやスイミングスクールと言えるのか疑問だ。

「ごぼごぼ……助けて……」

誰かがジャンプに失敗した?

そうは見えなかったが?

そんな声が聞こえても先生は子どもたちがジャンプしてくるのを受け止め続けている。他の子が先生にこう言った。

先生、助けてって聞こえる。

先生は慌てて周りを見渡し、人数の確認をし始めた。しかし、生徒は全員何事も無い。この時の先生の表情を何となく覚えている。「またかよ……」というような感情と恐怖と子どもたちが全員何ともなかった安心感がごちゃ混ぜになっているような顔。恐らく一度や二度の出来事ではないのだろう。たぶん「助けて」という声は先生には聞こえていなかったと思う。もし、聞こえていたのなら指摘されなくても周りを確認していたはず。

ここのスクールで死亡事故は私が大きくなってからも聞いたことは無い。しかし、不思議なのは「あそこで事故はたぶんあった」という噂は広がっていた。「助けて」と聞こえるのは有名だったのかもしれない。

実はプールは一番そういうのが集まりやすい場所とも言われている。青い場所に水というのが良くないのだとか。

真実は実際のところわからない。

これから夏のピークです。水の事故には皆さん注意してください。私なんかもそうなんですけど、海とか川に行くとちょっと深い所に行ってみたくなってしまいます。海なら素潜りもよくやりますし。

だけど無茶だけはしちゃいけませんね。油断した時が一番危ないです。

 

うむ、どうやらチョコは怪談で涼しくなれたようです。

では、今日はおしまいです。

次回もよろしくお願いします。

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