ニャ菓子怪談~極~
こんにちは、ショショウです。
さぁ本日は平成最後のニャ菓子怪談です。もちろん一話で終わるとわけがありません(笑)
最低でも2話は頑張って書きたいと思います。気分が乗れば3話、憑りつかれたら4話です。
では、早速いきましょう。
最初はジャブ程度で(笑)
「すれ違ったのは?」
もしかしたらですが、これは経験があるという方もいるかもしれません。車またはバイクですれ違った時にアレ?と思ったことはありませんか?気になってミラーを見てみたらすれ違った車両がいない。割とありがちな話ですけど、実際にあるみたいですね。かく言う私もその経験者なのですが。二回あります。
一回目
私はその日に単車を納車しました。納車した日ってまずドライブを決め込むものです。深夜までずっと走っていました。満足するまで走った結果、時刻は深夜2時。次の日も普通に仕事があったので帰宅する事に。快音響かせ走っていると、奥の歩道の方で何か白い物が目に入る。それは近づくにつれて何なのかわかってきた。
白い服の女の人?
こんな時間に?
疑問に思ったが、その女の人の横を通り過ぎる。だけどどうしても気になる。サイドミラーを確認すると、その女の人は消えていました。その後はずっと後ろのシートが気になってしょうがなかった。姿も何もなかったが、今でも間違いなく一緒に乗ってたんじゃないかと思ってしまいます。
後になってわかった事ですが、その女の人が立っていた場所は有名な心霊スポットへ続く入口でした。
……………………………………
スピード出せば振り切れそうな感じしますけどね(笑)
二回目
またしても単車に乗っていた時です。今度は友人と遠出しようぜって事になり、山道を夜中に走っていました。友人は自分の車で、その後ろを私が走っているという形です。
とあるトンネルに入る。
向こうからは一台の対向車が向かってくる。
べつに不思議な事でも何でもありません。普通、ただの普通の光景。しかし、異変はすれ違った時に起きた。
すれ違った瞬間に対向車の音が明らかに消えた。トンネルの中なので、音は反響している。完全に消えるって事はまず無いのです。ミラーを確認すると何も走っていませんでした。
トンネルを抜けて一度コンビニに立ち寄る。あえて友人にはこの事を言いませんでした。
が
先にこの話を出してきたのは友人の方だった。「トンネルの中走っている時の対向車見た!?」と言ってきた。友人もあの対向車が消えたのを目撃したようだ。
しかし
「俺あーゆうの初めて見たわ!!すげー!!!」
何故そんなに興奮しているのだろうか?あのトンネルは何かのアトラクションだったのか?
「だってよー!!誰も乗ってなかったぞ!!」
?
そこまでは私も見ていない。この友人は後日、交通事故を起こしている。その時も「呪われたかね?ハハハ」とおちゃらけていたが……ちなみにちゃんと今でも生きています。たまにこの話題を出すと、「向こうは大した力を持ってなかったみたいだな。俺の勝や!!」と勇ましい事この上ない。
お前は大した奴だったみたいだな。
おまけ
実は私の父親も同じ経験をしている。まぁ父親は20年ぐらい前からウチにいないですけどね。いないっていうのは離婚してるからいないだけです(笑)
ある日、夜釣りにいったそうです。トンネルで先程の話同様にすれ違った対向車が消えてしまったとか。喜んで話していました。なんで皆テンション上がるんだ?不思議だ。
ちなみに釣りの結果は6時間以上やって見事にボウズ。私はどちらかと言うとそっちの方が恐怖だった。
こういう話って有名になるわけですね。結構体験している人は多いです。皆さんはどうですか?同じ経験ありますか?
完
一話目で通常ニャ菓子怪談よりも多く書いてしまった……ただいまは深夜の2時40分です。なかなか私も怖いです(笑)部屋も真っ暗だし……まぁ余裕余裕♪♪
さぁまだまだ本番はこれから!!!
次のも結構長くなるので二話で終わりかな?
今まで数々のニャ菓子怪談を書いてきました。思い出したくない話もあります。しかし、次の話こそが私自身が本当に思い出したくない話です。開設から二年半温めてきた話をついに解禁します。平成最後のニャ菓子怪談を飾るにふさわしい話だと思っています。
うおー!!!深夜に書きたくねー!!!
だけど構成が頭にあるうちに書かないと忘れてしまう!!!
頑張れ俺!!!
「黒いあの子」
皆さんは「死期が近い人にだけ見えるものがある」という話を聞いたことありますか?
たぶん聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。黒い影が見えるようになるという内容のお話です。これは実際にある事なのかもしれません。もちろん私は見た事が無い。しかし、あの一件があるからには信じざる得ないのだ……
今までいろんなニャ菓子怪談を書いてきましたが、これだけはホントに思い出したくないです。
祖母が体調を崩して入院したと聞き、私は家族と一緒に病院にお見舞いに行った。当時の私はまだ5歳でした。思えば人生で初めての恐怖経験がこれだったかもしれない。
病室がある階に着くと音が無い。とにかく静かなのだ。入院病棟と言えど、完全に静かという事はないです。話し声が聞こえたりするものです。しかし、そういったものも無い。それもそのはず、そこは末期の患者が入る病棟だった。祖母は癌だったんですね。それでもしっかり会話などはできた。お菓子をくれたりもしてくれた。
そして、祖母はこう言う。
「あの子と仲良く食べなさい。」
この時に5歳の私も不思議に思った。あの子とは?病室には私と母と母の姉しかいない。病室に着くまで看護婦さん以外は誰ともすれ違わなかった。祖母は立ち上がれないので、明らかに病室でもう一人の存在を見ていた。私が確認しても当然誰もいない。母もちょっと首を傾げていたような気がする。65歳でボケていないのに何を言い出すんだ?というような空気になった。それでも祖母はそのもう一人の事を話し出す。
「黒い服の子がいるでしょ?あの子は誰かしら?」
何度も確認したけどそんな子はいない。母は「いないよ」って言うけど祖母は「〇〇ちゃん(私)の近くにいるじゃない」と言う。
私の近くにソレはいるという事なのか?しかし、いくら探しても私は確認できなかった。
疲れているのかと思い、私たちは病院を後にした。祖母の元気なところを見れただけで十分。また何か行く時があればその時にいろいろ話せばいい。とりあえず祖母を休ませることにした。
帰り道に母親にあの事を話そうと思ったが、私は話そうとはしなかった。なんとなく話しちゃいけない気がした。
それから二日後
家に一本の電話が入る。
祖母が亡くなったと。
数日前は元気だったが、急に体調に異変が起きたようだった。回復する事無く、そのまま祖母は亡くなってしまった。
私や母親には見えていなかった黒い服を着た子、あれは一体何だったのか?私が高校生ぐらいの時にこの「死期が近い人にだけ見えるものがある」という話が世に出回ったと思う。
私はこの一件こそがズバリそれだったんじゃないかと思えて仕方ない。だけど、何となくではあるが悪い存在ではないような気もする。ただ迎えに来ただけなんじゃないかなと。
しかし、これは私がそうであってほしいと勝手に思っているだけである。真相はわからない。調べようもない。こればかりは私自身がその時を迎えた時に確認するしか方法が無い。
願わくば、私自身がその時を迎えても出てこない事を祈る。
完
以上、平成最後のニャ菓子怪談でした。
実は深夜にずっと編集していたのですが、途中で怖くなり明るくなってから続きを書きました(´・ω・)
何故か妹のぬいぐるみが全てこっちを見ていて怖くてしょうがなかった……たまたまなんだろうけど……
深夜にニャ菓子怪談を書いてはいけないですね。
新元号になってもニャ菓子怪談は終わらないのでよろしくお願いします(笑)二話目はずっと温存していた話です。これだけはホントに思い出したくないぐらい怖い出来事でした。正体が全く掴めない所に恐怖があります。そして、いつか自分が人生を終える時にそれに遭遇するかもしれないという恐怖もあります。
すぐに見るかもしれない、それとも何十年も先の事かもしれない。しばらくそれが頭から離れない時がありました。
50年後ぐらいにしてくれよな(笑)
では、長い記事でしたけどお付き合いいただきありがとうございました。
早速なんですが、明日は再びお休みにさせてください。GW中は全部お休みにしようとも思いましたが、さすがにそれは長いと思ったのでちょこちょこ休む事にしました。休む時は必ずアナウンスするのでよろしくお願いします。
では、良いGWを(`・ω・´)
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