Zの悲鳴

こんにちは、ショショウです。

昨日、公立高校の倍率が暫定ですが発表されました。妹の受ける学校は1.5倍となっていたわけですが、何とも言い難いラインですな……同じぐらいのランクの学校を見ると、だいたいどこもそんな感じといった具合です。倍率が全てではないですけどね。

ここまで来たからにはやってきた事を全てぶつけるのみかなとは思います。受験生の皆さんは是非頑張ってください。受験当日になるまで逸る気持ちも出るかもしれませんが、自分に身に付いた力が無くなる事はないので、肩の力を抜いていきましょう。ファイトだぜ!!!(`・ω・´)

 

こういうエールを送った後に言うのもあれなんですが、今日はニャ菓子怪談Zです。今日の天気はどんよりかな?と思ったんですが、なんと快晴!!!晴れの日こそニャ菓子怪談とは誰かが言っていたな(お前だよ)

初のZ怪談ですが、Z一発目から私自身書くのが嫌になるような内容です……じゃあ書かなければいいじゃんという話ですけどね……

まぁいきましょう……

「お出迎え」

私は接客業の他にもちょっとした修理業もやった事があります。リフォームに近いかもしれませんね。ちょっと壊れた部分を直したりしてあげて住んでる人に感謝された時には嬉しくなるようなそんな仕事でした。

その日も依頼が

上司から「今日午後から仕事空いてる?」って聞かれ、「午前中に今の終われば余裕ありますよ」と答えた私。その時の上司の助かったというような表情が今でも忘れられない。この返答がこれから私を恐怖の出来事へと誘う。

地図を貰い、現場に一人で向かった。私が依頼されたのは和室の引き戸のサッシの部分にある消耗品の交換だった。木で出来たサッシの襖が通る部分は滑りを良くするなどの意味で木材感があるテープのような物を貼り付けます。

 

これです

着いてみると他の業者の車が3台程あった。この時点で私は既に不思議だった。そんなに大々的にリフォームでもするのか?見た感じだいぶ築年数はいってるような家だった。中に入り他の業者に挨拶をするのと一緒に「全部リフォームするんですかね?」と聞くと「まぁみたいなものです」と言われた。

みたいなもの?

当時も、この「みたいなもの」という一言に違和感をすごく感じた。何故ちょっとぼやかした感じで言うのだろうか?リフォームならリフォームって言えばいいのに。まぁいいやと思い、私は交換作業を始めた。結構部屋も広くて窓の所のサッシも木でできていたため時間はかかりそう。作業をしているとどんどん他の業者は仕事を終えて帰っていった。気が付けば私は一人。シーンとした部屋で一人で作業というのは変に怖くなるものである。考え過ぎかもしれないけど視線を感じて後ろを振り向いたりというのは何回もやりました。

数分経った頃に再び他の業者がやってきた。若いイカツイ感じの青年が入ってきた。見た目は強面でも気は優しい青年でしばらく話しながら作業をしていました。一人じゃないとだいぶ怖さもなくなるものだな、私はそう思った。

しかし、その青年が身の毛もよだつような話をし始めた。

よく一人でやってましたね。俺もここに一人で行ってこいって言われて嫌々来たんですよ。マジで勘弁してほしいっす。でもショショウさんがいて良かったっす。

ん?ここなんかあったの?

知らないでやってたんですか!?ここ孤独死があった現場っすよ!?

全てが一つの線で繋がった。前の業者が言っていたリフォームみたいなものというのはこういう事だった。家のオーナーの依頼で全てキレイにしたいというのが全体としての依頼だったみたいだ。どうりで各業者が集まるわけだ。

じゃあ俺は作業終わったんでこれで帰りますね。

マジか……あの話を聞いて一人でなんてできねーよ……だが、別の会社の人なので終わるまで待ってくれとも言えず、私は再び一人になった。なるほど、さっきから感じてた視線は気のせいなんかじゃなかったんだ。確実に数メートル後ろにいるだろ。私が振り向けば離れ、背を向ければ近づいてくる。この感覚を耐えるのは並大抵の神経では不可能だ。そして、ついに耐えられなくなった私は思わずこんな事を口走ってしまった。

あのー!!仕事中なので邪魔しないでもらえます!?

シーンとした部屋に響き渡る。恐怖を通り越して私はかなり頭に来ていたのかもしれない。それを言った途端に視線も無くなった。私はそのまま最後まで作業をする事ができた。会社に戻る時に私はもしかしたら悪い事をしたかもと思った。ただ単に孤独で寂しかったから来てたのかもしれない。キレイになっていくのが嬉しかっただけかもしれない。私はキツイ事を言ってしまった事に少し後悔をした。

もしかしたら、あそこにいた者なりのお出迎えだったのかもしれません。

 

という事で、Z怪談一発目でした。余談ですが、私に行ってくれないか?と言ってきた上司はこの事を知っていたそうだ。行く前に言われたらそれこそ行きたくなくなるので良い判断だとは思います。でもなんだかなー!!!( ゚Д゚)

では、ニャ菓子怪談はおしまいですー

ここで初の次回のニャ菓子怪談の予告をさせていただきます。という事は近々もう一発あるという事です(笑)そっちは引っ越し記念ですね(謎記念)

タイトルは「溶ける龍の顔」になります。私の絵で解析しながらお話をするので、いつもと違う怖さがあるかもしれません。

では、次回もよろしくお願いします(ΦωΦ)フフフ…

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「Zの悲鳴」への2件のフィードバック

  1. いや~・・・なんとも肝の据わった一言(^▽^;
    多分僕なら怖さのあまり、玄関含め全部のドア、窓全開放すると思います(T▽T)
    これは一人作業はツラいですよね(T▽T)

    妹様、受験ファイト( ゚Д゚)レッツヒッショウ!

    1. えたばりゅさん

      実際現場に入った時は途中でやめようかなと思っていました(笑)でも上司に怒られるのは嫌だったので頑張ってやりました(笑)一人でやるのは私もさすがにキツイです……