ニャ菓子怪談2
こんにちはショショウです。
ただいまAM3時です。まぁ諸事情ありまして、いつも編集をしてる部屋を日中使えないので、この時間に記事を書くことになりました。
まぁ時間が時間ですのでニャ菓子怪談パート2でも行きましょうかね。
お話するのは猫について私が体験したガチ怪談です。いつものニャ菓子製菓のメンツも登場しません。家族の者にも一部しか話してません。
今回は容赦ない怪談話ですので苦手な方はご注意ください。
長編です
まず、私の事についてなんですが、一時物凄い霊感を持っていました。その道の人から修行しないかとスカウトが来るぐらいだったんです。
今はだいぶ落ち着きましたが、今でもたまに見える事はあります。
今回のはたまたま見てしまったがために起きたお話です。
「猫の探し物」
去年の夏、私は喉が渇いたため、深夜に近くの自販機に向かいました。深夜ともなると周りは静かなものです。聞こえてくるものと言えば私の足音と呼吸している音のみ。街灯が灯って真っ暗ではないものの少し怖いです。早々に私は飲み物を買って帰ることに。
すると
ジャリッジャリッジャリ
と足音が聞こえてくる。時間はAM2時頃。まぁ住宅街だから自分以外の人がいてもおかしくないわけですが、一応チラッとその音がなる方を覗いてみた。
しかし、その行為が後の展開を左右することに
私は絶句した。そこに二本足で立っている猫の後ろ姿があった。そして明らかに二本足で歩いている。10秒程見てると恐怖が私の全身を駆け巡りました。震えが止まらないんです。気づかれないように静かに、素早く家に戻りました。
戻っても震えが止まらない。あれは絶対生きてる猫じゃない。根拠はないがそう思えた。とにかく忘れて寝よう。朝になればさっきのことは多少は忘れられるだろう。そう思いました。
家族に話したのはここまでです。ここからは誰にも話していません。
朝に私は目を覚ました。深夜のことはだいぶ忘れられてる。まぁ霊だとしても何かしたわけじゃないし大丈夫だろうと私は自分を落ち着かせた。
仕事が休みで別段何もすることもなくぼーっとしてた時ドアをトントンとノックする音が聞こえました。近所のおばちゃんが回覧板でも持ってきたかな?とドアを開けると私は腰を抜かした。
玄関の前にあの二本足で立ってる猫がいたのだ。
人間、恐怖を最大限まで感じると声も出ないし体も動かなくなる。厳密に言えばこれも金縛りの一種だろう。
そして、間違いなく生きてる猫ではなかった。
わずか数秒がとてつもなく長く感じる。ここで私はとある事に気づいた。
(こいつ何見てるんだ?)
猫の視線は私には向いていない。猫の視線の先には私の愛車の大き目のバイク。まるで舐めるように見ていた。いや、何か探しているようにも見える。
すると、私は無意識にこんなことを言った。
「これじゃないよ」
この言葉に猫が反応
一度私を見ると会釈をするように首を縦に動かし、そして消えていった。その顔は脅かして悪かったと言っているようだった。その時私の中で一つの考えが出た。あの猫はたぶん轢かれてこの世を去った猫だ。恐らくバイクに。今も無念の気持ちがあって成仏できないでいる。
自分の命を奪ったバイク、そして人間を探しているのだろう。私が深夜に見てしまった時も探している最中だったわけか。私は思う。あの猫が轢いた人間の所に辿り着くのは時間の問題だ。
辿り着いたら一体何をする気なのだろう?
それはあの猫を轢いて殺してしまった当事者しかわからない。
私のできる事、それは成仏できることを願うだけだ。
私が玄関でその猫を見て、何故生きている猫じゃないとわかったの?と思われたかもしれません。
わかりますよ
ほとんど透けていましたから。
これでおしまいです。全て実話になります。
次回は明るくいつも通りいきたいと思います。
それでは
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